足腰が弱って歩く事もままならなくなったら、車椅子が必要になる。
しかしこの車椅子、さまざまな種類があって、わかりにくい。
- 自走用車椅子
- 電動式車椅子
- 介助用車椅子
- リクライニング車椅子
- ティルト車椅子
- 簡易・携帯用車椅子
自走式(自操式)車椅子とは、自分で車輪を回すタイプ
■自走用車椅子(自操式)車椅子とは、自分で動く電動椅子の事ではなく、自分で車輪を回して移動するための車椅子です。
後輪に取り付けられた輪っか(ハンドリムという)を両手で回して進んだり、操作する。
材質としては、アルミ製・スチール製・チタン製などがある。
■電動式車椅子電動式車椅子とは、電気で動く車椅子だ。
レバーによって椅子に載ったまま移動する事ができる。
バッテリーなどを椅子の下に付けているのでかなり重量があるので、家の中で使う場合は床がしっかりしていないといけない。
■介助用車椅子介助用車椅子とは、自走用車椅子の後輪を小型にした、介助専用の車椅子の事だ。
ハンドリムがついていないので、押してくれる介助者いる事が前提の車椅子だ。
疲れやすい人にはリクライニング式車椅子
■リクライニング式・車椅子リクライニング式車椅子とは、背もたれが後方に倒れるリクライニング機能を持った車椅子だ。
体力を消耗している患者や、体調が急変しやすい状態のためのもので、疲れたらすぐに休めるようになっている。
寝たきりの人の離床・リハビリなどに使われる。
■ティルト式・車椅子背もたれと座面角度が一定の角度を保ったまま倒れる構造をもった車椅子だ。
リクライニングすると身体が前方にずれてしまい、正しい座位姿勢を保てなくなる方などに適している。
安定した座位・姿勢を保つ。
■簡易車椅子・車載用車椅子車に乗せる事のできる車椅子や、シャワーや入浴時に使うような、スリムで軽い車椅子だ。
重量も普通の車椅子の6割くらいで持ち運びが楽になっている。
狭めの通路でも使えるので、旅行時に重宝する。