介護は、社会人全員に必要な知識となった
介護は、今や日本人全員が知らなければならないこととなった。
というのも日本は今、65才以上の高齢者の割合が22%という超高齢化社会になり、これは少なくとも2030年くらいまで続く。
高齢者の割合が20%以上というのは、世界でも類を見ないような新しい社会環境だから、今までの古い常識では通用しない。
今までは、若い人や働き盛りの中高年が、年寄りの面倒を見るのが当たり前だったが、新しい超高齢化社会では、そんな余裕はない。
なぜかというと、めまぐるしく変化する世界に対応できるのは、実は若い人たちだけであり、彼らには新しい経済発展を担ってもらわなければならないからである。
となると、高齢者の面倒を見るのは、それよりちょっと若い年代の仕事という事になる。
オジサン・オバサンと呼ばれる50代60代の中高年が、さらに年を取った高齢者の面倒を見て、10年たったらまた少し下の年代に面倒を見てもらう社会になる。
介護の問題は、日本人全部の問題となった。
介護に関する基礎知識をもつべきだろう。
超高齢化社会は、在宅介護が基本
超高齢化社会となった日本では、在宅介護が基本になるはずだ。
というのも人口の4分の1近くが65歳以上の高齢者となると、介護施設など全然足りなくなるからだ。
そして平成20年には持ち家率が75%まで上がってきているから、介護を受けるにも自宅で受けるのが当然ということになるだろう。
そうなると、自宅で介護を受けられるよう、様々な準備が必要となる。
まずは介護ベッド。
これは別に介護を受ける必要がない状態でも便利だから機会があれば早めに使いたいところ。
それから足腰が弱ったら車椅子が必要になるかも知れない。
そのためには自宅内を車椅子で移動できるように、床をフラットに改造したり、スロープを付ける必要がある。
もちろん階段など、手すりを付ける事も必要だろう。
そういうふうに、様々な準備が必要になってくる。
介護について知り、介護の準備をしよう。